Step.3 様々なカスタマイズを学ぶ

お問い合わせフォームのカスタマイズ

少し難しそうなコードが出てきますが、覚えたり理解する必要はありません。

コピー&ペーストで作れるようにしていますので、このまま一緒に手を動かしながら進めてみてください。

デフォルト状態

お問い合わせフォームはデフォルト(初期設定)のままになっているので、項目を増やして、デザインも整えていきましょう。

デフォルト状態では、以下のようなコードが入っています。

<label> 氏名
[text* your-name autocomplete:name] </label>

<label> メールアドレス
[email* your-email autocomplete:email] </label>

<label> 題名
[text* your-subject] </label>

<label> メッセージ本文 (任意)
[textarea your-message] </label>

[submit "送信"]

このままの項目でOKなら特に変更する必要はないので、・・・・・・まで飛ばして大丈夫です。


今回は以下の項目を追加できるようにしていきます。

  • お名前
  • メールアドレス
  • 電話番号(任意)
  • 郵便番号
  • 住所
  • メニュー選択
  • お問い合わせ内容

最後に、利用規約にチェックをいれる項目も追加しています。

チェック後、 ”送信” ボタンを押せる仕様にしています。

フォームカスタマイズ手順

フォームタイトル変更

最初に、フォームのタイトルを変更しておきましょう。

ダッシュボード> お問い合わせ> コンタクトフォーム1> 編集
から、任意のフォームタイトルに変更します。

そのままでもOKですが、フォームを複数作りたいときなど、自分で管理しやすいように、例えば「お問い合わせフォーム」「予約フォーム」「サンプル請求フォーム」など、わかりやすいタイトルに変更しておきましょう。

フォームタブ

フォームの項目を増やす

次に、フォームの入力項目を増やしてみましょう。

以下のコードをコピーしてください。

<table class="inquiry">
<tr>
<th>
<span class="haveto">必須</span><span>お名前</span>
</th>
<td>
[text* your-name class:textsp placeholder""]
</td>
</tr>
<tr>
<th>
<span class="haveto">必須</span><span>メールアドレス</span>
</th>
<td>[email* your-email class:mailsp placeholder""]</td>
</tr>
<tr>
<th>
<span class="any">任意</span><span>電話番号</span>
</th>
<td>
[tel your-tel class:tel placeholder"090-0000-0000"]
</td>
</tr>
<span class="p-country-name" style="display:none;">Japan</span>
<tr>
<th>
<span class="haveto">必須</span><span>郵便番号</span></th>
<td> [text your-postalcode class:p-postal-code maxlength:8 size:8]</label>
</td>
</tr>
<tr>
<th>
<span class="haveto">必須</span><span>住所</span></th>
<td>[text your-address class:p-region class:p-locality class:p-street-address class:p-extended-address placeholder""]</label>
</td>
</tr>
<tr>
<th>
<span class="haveto">必須</span><span>メニューを選択してください</span>
</th>
<td>
[select* dpmenu include_blank class:drop "〇〇レッスン" "△△レッスン" "××レッスン" "その他"]
</td>
</tr>
<tr>
<th>
<span class="haveto">必須</span><span>お問い合わせ内容</span>
</th>
<td>
[textarea* your-message class:content placeholder "お問い合わせ内容を入力してください"]
</td>
</tr>
</table>
<label>[acceptance acceptance-442 class:spam1]<a href ="#" target="_blank" rel="nofollow">ご利用規約</a>をお読みになりチェックを入れてください</label>
[submit id:formbtn "上記の内容で送信する"]

Copy

コピーしたコードを、お問い合わせフォームに貼り付けます。

ダッシュボード>お問い合わせ>フォームタブ

デフォルトで入っていたコードは、すべて削除してOKです。

メニュー選択の”〇〇レッスン” “△△レッスン” “××レッスン” “その他“などは、それぞれプルダウンで表示されます。赤文字の部分を任意のテキストに変更してください。

最後に忘れず「保存」しましょう。

ご利用規約のリンクを追加する

Step.2 の最後の課題1で作った固定ページ「ご利用規約」とお問い合わせフォームの中にある「ご利用規約」をリンクで繋げます。

#←この部分に、課題1で作ったURLを貼り付けます。

動画で解説します。(音声が出るので音量お気をつけください。)

メールタブ

次に、フォームを送信した後の自動返信メールの設定をしていきます。今のままではフォームは送信できても、管理者に送信された内容が届かなければ意味がありません。

以下も必ず設定しましょう!

管理者へのメール設定
本文(管理者宛)

管理者=自分宛のメールの中身を作っていきます。

「メール」タブに切り替え、下のコードをコピーして、メッセージ本文に貼り付けます。(こちらも元のコードは削除でOK)

■お名前:[your-name]
■メールアドレス:[your-address]
■電話番号:[your-tel]
■住所:[your-postalcode][your-address]
■メニュー:[dpmenu]
■お問い合わせ内容:[your-message]

Copy

ユーザーがフォームに入力した項目がメールで確認できるように設定しています。

送信元・送信先など(管理者宛)

送信先、送信元、題名、追加ヘッダーを修正していきます。まずは各項目に入っているコードの説明をします。

  • 送信先:[_site_admin_email]
    → ユーザーがフォームに入力した内容を受け取るメールアドレス。
  • 送信元:[_site_title] <wordpress@(取得したドメイン)>
    → 管理者がメールを受信した際に、どこから送られてきたものかを表示。
  • 題名:[_site_title] “[your-subject]”
    → メールの件名。
  • 追加ヘッダー:Reply-To: [your-email]
    → ユーザーへ同じ内容を送る。

次に、どのように変更すれば良いかの説明をします。

  • 送信先:[_site_admin_email]のままでもOKです。
    この場合、WordPressに登録したメールアドレスに送信されます。
    他のアドレスで受け取りたい時は、画像のように直接メールアドレスを入力します。
  • 送信元:基本的にはデフォルトのままにしておきます。
    サーバーでメールアドレスを取得している方は、そのメールアドレスを入力してください。(サーバーでのメールアドレス取得の方法は割愛します)
    補足説明
  • 題名:デフォルトでもOK。その場合、「Step.2で設定したサイトタイトル+お問い合わせフォーム」がメールの題名として表示されます。
    変更する場合は、例えば「ホームページからお問い合わせが入りました」などとしておくとわかりやすいです。
  • 追加ヘッダー:ユーザーへのメールは別で設定するので、削除(空白に)しておきます。
本文(ユーザーへのメール設定)
本文(ユーザー宛)

ユーザー宛のメールの中身を作っていきます。

「メール」タブに切り替え、下のコードをコピーして、メッセージ本文に貼り付けます。(こちらも元のコードは削除でOK)

■お名前:[your-name]
■メールアドレス:[your-address]
■電話番号:[your-tel]
■住所:[your-postalcode][your-address]
■メニュー:[dpmenu]
■お問い合わせ内容:[your-message]

Copy

上のコードを貼り付けるだけでは、ユーザー(お客様)へ送るメールとしては不十分です。

例えば次のように、コードの前後に文面を追加して、ご自身のサービスに合わせて変えてみてください。

■お名前:[your-name]
■メールアドレス:[your-address]
■電話番号:[your-tel]
■住所:[your-postalcode][your-address]
■メニュー:[dpmenu]
■お問い合わせ内容:[your-message]

送信元・送信先など(ユーザー宛)

ユーザー宛のメール設定は、「メール(2)を使用にチェックを入れると入力欄が表示されます。」

送信先、送信元、題名、追加ヘッダーを修正していきます。まずは各項目に入っているコードの説明をします。

  • 送信先:[your-email]
    → ユーザーがフォームに入力したメールアドレスへ送信される。
  • 送信元:[_site_title] <wordpress@(取得したドメイン)>
    → ユーザーがメールを受信した際に、どこから送られてきたものかを表示。
  • 題名:[_site_title] “[your-subject]”
    → メールの件名。
  • 追加ヘッダー:Reply-To: [your-subject]
    → 管理者へ同じ内容を送る。

次に、どのように変更すれば良いかの説明をします。

  • 送信先:[your-email]のままでOKです。
    この場合、警告が表示されますが、Step.4で対策を説明します。
  • 送信元:基本的にはデフォルトのままにしておきます。
    サーバーでメールアドレスを取得している方は、そのメールアドレスを入力してください。(サーバーでのメールアドレス取得の方法は割愛します)
    補足説明
  • 題名:デフォルトでもOK。その場合、「Step.2で設定したサイトタイトル+お問い合わせフォーム」がメールの題名として表示されます。
    変更する場合は、例えば「【サイト名】お問い合わせありがとうございます。」などとしておきましょう。
  • 追加ヘッダー:管理者へのメールは上で設定済みなので、削除(空白に)しておきます。

デザインを整える

このままだと、必須と任意の文字がわかりづらいです。

下のコードをコピーして

ダッシュボード
> 外観
> カスタマイズ
> 追加CSS

に貼り付けましょう。


/*見出し欄*/
.inquiry th{
 text-align:left;
 font-size:14px;
 color:#444;
 padding-right:5px;
 width:30%;
 background:#f7f7f7;
 border:solid 1px #d7d7d7;
}
/*通常欄*/
.inquiry td{
 font-size:13px;
 border:solid 1px #d7d7d7;	
}
/*横の行とテーブル全体*/
.entry-content .inquiry tr,.entry-content table{
 border:solid 1px #d7d7d7;	
}
/*必須の調整*/
.haveto{
 font-size:9px;
 padding:5px;
 background:#DB6496;
 color:#fff;
 border-radius:2px;
 margin-right:5px;
 position:relative;
 bottom:1px;
}
/*任意の調整*/
.any{
 font-size:9px;
 padding:5px;
 background:#fff;
 border: #DB6496 solid 1px;
 color:#DB6496;
 border-radius:2px;
 margin-right:5px;
 position:relative;
 bottom:1px;
}
/*ラジオボタンを縦並び指定*/
.verticallist .wpcf7-list-item{
 display:block;
}
/*テキストエリア幅固定*/
[name="your-message"] {
	width: 100%!important;
}
/*送信ボタンのデザイン変更*/
#formbtn{
 display: block;
 padding:1em 0;
 margin:0 auto;
 margin-top: 2em;
 width:50%;
 background:#bdbdbd;
 color:#fff;
 font-size:18px;
 font-weight:bold;	 
 border-radius:2px;
 border: none;
}
/*送信ボタンマウスホバー時*/
#formbtn:hover{
 background:#fff;
 color:#DB6496;
}

/*スマホカスタマイズ*/
@media(max-width:500px){


/*----スマホContact Form 7----*/
.inquiry th,.inquiry td {
 display:block!important;
 width:100%!important;
 border-top:none!important;
 -webkit-box-sizing:border-box!important;
 -moz-box-sizing:border-box!important;
 box-sizing:border-box!important;
}
.inquiry tr:first-child th{
 border-top:1px solid #d7d7d7!important;
}
/* 必須・任意のサイズ調整 */	
.inquiry .haveto,.inquiry .any {	
font-size:10px;
}
/*送信ボタンのデザイン変更*/
#formbtn{
 width:80%;
}
/*----ここまでスマホContact Form 7----*/
}

Copy

ここまでできたら、お問い合わせページを確認してみましょう。きちんとデザインも整っていることがわかります。

フォームからテスト送信も行い、設定した部分が、どこにどのように反映されているか確認してみてください。

色を変更したい時

必須、任意、送信ボタンの色をサイトの色に合わせたい時は、/必須の調整/、/任意の調整/、/送信ボタンのデザイン変更/、/送信ボタンマウスホバー時/ の色コードを変えてください。

色コードとは、#+6桁の英数字(例:#DB6496)です。

background:は背景色を、color:は文字色なので、それぞれ該当箇所を変更してみてください。

注意:最後のセミコロン「 ; 」を消すとうまく反映されないので、変更の際は気をつけてください。

お勧めカラーピッカーツール

カラーピッカーツールは、デザインの色選びを簡単にしてくれる便利な無料ツールです。ワンクリックでカラーコードを取得できるので、サイト色を統一できます。

ブラウザについて

Google Chromeの拡張機能として保存して使えますので、SafariやFirefox、Microsoft Edgeを使用している人も、できればGoogle Chromeをお勧めします。

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アイドロッパーでウェブページから色を選択します。カラーピッカー、グラデーションジェネレーター、カラーパレット。迅速にHEX、RGB色を取得します。

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ColorZilla

ColorZillaを使用すると、ブラウザの任意のポイントからカラーリーディングを取得し、この色をすばやく調整し、別のプログラムに貼り付けることができます。

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