画像サイズや拡張子、そのままアップしてない?ホームページを軽くする画像最適化の基本

志水泉(しみずいずみ)

こんにちは。
右脳×左脳でホームページを効果的に改善!Webスタイリストの志水泉です。

あなたのホームページ、開くのに時間がかかっていませんか?
実は、読み込みスピードを遅くしている大きな原因の一つが「画像」です。

デジカメやスマホで撮ったままの写真を、そのままホームページにアップしていませんか?
画像の容量が大きいと、それだけで表示スピードが遅くなり、閲覧者の離脱率も上がってしまいます。

この記事では、ホームページの表示スピードを改善するために欠かせない、画像のサイズ・容量・拡張子の最適化について、わかりやすく解説します。

こんな人におすすめの記事です
  • ホームページの読み込みが遅い原因を知りたい方
  • スマホで撮った写真をそのままアップしている方
  • 画像のリサイズや圧縮の仕方がよくわからない方
  • JPEG、PNG、WebPなど、画像形式の違いが気になる方
  • WordPressでWeb表示の最適化をしたい初心者
  • デザイン重視で作ったけど実は重いかもしれないと感じている方
目次

画像がサイトを重くする理由

▷ 読み込み時に大量のデータを送る必要がある

画像容量の大きいデータ

画像のファイル容量が大きいと、ブラウザがそのデータを読み込むのに時間がかかります。これはスマホで見ているユーザーにも影響し、モバイル回線では特に表示が遅くなりやすいです。

▷ Googleの評価にも影響

ページの表示速度は、Googleの検索順位にも関係する要素の一つです。画像の最適化は、SEOの観点から見ても非常に重要です。

よくある画像の「もったいない使い方」

1. 表示サイズに対して大きすぎる画像を使っている

たとえば、表示は横幅500pxなのに、3000pxの画像を読み込んでいる…というケース。
これでは、必要以上の情報を読み込んでいる状態になり、表示が遅くなってしまいます。

改善方法:あらかじめ表示サイズに合わせてリサイズしておく

WordPressなどでも、アップロード後に複数のサイズを自動生成してくれる機能がありますが、元画像が大きすぎると意味がありません。


2. 圧縮されていない画像を使っている

画質が良いことは大切ですが、Web上では「ちょうど良い画質×軽さ」のバランスが重要です。

特にスマホのカメラで撮った画像は、圧縮されておらず、何MBもあることもあります。

改善方法:画像を圧縮してからアップロードする

無料で使える画像圧縮ツールなどを活用しましょう。

無料で使えるおすすめの画像圧縮ツール

Squooshへのリンク画像
Squoosh

ドラックアンドドロップで一瞬で変換してくれる優れものです!
Windows、Macどちらでも使用できます。

https://squoosh.app

ImageOptimへのリンク画像
ImageOptim

Macの方は【ImageOptim】もおすすめです。

https://imageoptim.com/mac

志水泉(しみずいずみ)

私は ImageOptim を使用しています。ダウンロードは必要ですが、使い勝手もよく便利で長年愛用しています。

画像圧縮についてのQ&A

Q.圧縮って何をしてるの?

画像圧縮とは、見た目はほとんど変えずに、ファイルの容量を小さくすること
たとえば、5MB(メガバイト)ある画像を、500KB(キロバイト)くらいにする、などのイメージです。

Q.圧縮すると画像の「サイズ(大きさ)」は変わるの?

いいえ、基本的には変わりません。
圧縮は“見た目のサイズ(縦横の大きさ)”ではなく、“データの容量”を減らす処理です。
ただし、あわせてリサイズ(表示サイズに合わせた縮小)を行うことも多いです。
スマホやPCでちょうどよく見えるように、**「リサイズ+圧縮」**のセットで最適化するのがベスト!

Q. 圧縮すると画質は悪くならないの?

画像圧縮には「劣化なしの圧縮(可逆圧縮)」と「ちょっとだけ情報を省く圧縮(非可逆圧縮)」があります。
非可逆圧縮でも、人の目には気づかないレベルで画質を落として容量をグッと減らすことができるため、通常のWeb表示ではまったく問題ありません。


3. 拡張子の選び方が適切でない(例:PNGで写真を保存)

画像の「拡張子」=ファイル形式には、それぞれ得意・不得意があります。

拡張子特徴適した用途
JPEG(JPG)軽くて写真に向いている写真、グラデーションのある画像
PNG背景透過ができるが重めロゴ、アイコン、図などのくっきりした画像
WebPJPEGやPNGより軽くて高画質、背景透過も可能ほとんどの画像に対応、次世代フォーマット

写真をPNGで保存すると不必要に重くなってしまうため、基本的にはJPEGにするのが無難です。

今注目の「WebP」形式とは?

最近、Web上で広まりつつあるのが「WebP(ウェッピー)」という次世代の画像フォーマットです。

  • JPEGよりも軽く、画質を保ちやすい
  • PNGのように背景透過もできる
  • Webブラウザの対応が進んでおり、ほとんどのユーザーが問題なく閲覧可能

改善方法:保存時に「WebP形式」に変換してからアップロードする
Photoshopではバージョン23.2からWebPとして書き出すことが可能になりました。
CanvaではグラフィックメインなのでPNG→WebPへの変換機能はありません。(WebP→PNGへの変換は可能)

志水泉(しみずいずみ)

WordPressでも、最新バージョンではWebP画像のアップロードが可能になっています。

無料で使える「WebP」形式への変換ツール

私のおすすめは【サルワカさんのWebP変換ツール】

https://saruwakakun.com/tools/png-jpeg-to-webp

+ファイルを追加 またはドラックアンドドロップで一瞬でWebPに変換してくれて、WebPをダウンロード ボタンですぐファイルに保存できます。

(たくさん画像がある場合は②の 全てダウンロード で一括ダウンロードも可能です)

WebPへの画像変換ツール

実際の最適化手順

  1. 画像を表示サイズにリサイズ(例:横幅800pxまで)
  2. 画像を圧縮(Squooshなどの無料ツールを使用)
  3. JPEGやWebPなど、用途に合った拡張子で保存
  4. ファイル名もわかりやすくしておく(例:event_2025_spring.jpg)
  5. ホームページにアップロード

画像の扱い方を見直すだけで、ホームページの表示速度は大きく改善します。
ユーザーにストレスを与えず、見やすいページを作るためにも、画像の「サイズ・容量・拡張子」は見直す価値アリ!

「なんとなくそのままアップしてたかも…」という方は、ぜひ一度、自分のホームページの画像をチェックしてみてくださいね。

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